中学受験の親90.9%が疲労、半数が一人で支援-日本-

中学受験を支える保護者の90.9%が、疲れや精神的な負担を感じていた。

さらに、受験サポートを主に一人で担う保護者は50%に達していた。

2026年10月14日、子育てメディア「コクリコ」は、中学受験・高校受験に関する保護者125人へのアンケート調査を公表した。

調査では、受験に伴う負担だけでなく、家庭内の役割分担や、子どもへの関わり方についても尋ねている。

中学受験では、親がどこまで手伝うか。高校受験では、本人にどこまで任せるか。

受験段階によって、保護者が抱える問題にも違いが見られた。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES

中学受験90.9%、高校受験83.3%が負担を経験

調査は2026年8月4日から17日に実施された。

対象は、AnyMaMa登録者とコクリコのメールマガジン会員。中学受験・高校受験を経験した、または現在取り組んでいる子どもを持つ保護者から、有効回答125件を得た。

受験サポートで疲れや精神的な負担を感じたことがあるか尋ねた結果、中学受験では「かなり感じた」が27.3%、「多少感じた」が63.6%だった。

合計90.9%が負担を経験していた。

高校受験では「かなり感じた」が38.9%、「多少感じた」が44.4%で、合計83.3%となった。

全体としては中学受験の方が負担を感じた割合が高い。

一方、強い負担を感じた割合は、高校受験の方が高かった。講談社コクリコ|講談社

中学受験は予定管理、高校受験は費用が負担

保護者が負担に感じる内容にも違いがあった。

中学受験で最も多かったのは、子どものスケジュール管理だった。

次いで、勉強と遊びのバランスを取ること、勉強するよう声をかけることが挙がった。

一方、高校受験で最多だったのは受験費用だった。

続いて、子どもの体調管理、志望校・受験校の選択、勉強への声かけとなった。

勉強するよう促すことは、どちらの受験でも共通する負担だった。

ただし、中学受験では日々の学習管理、高校受験では費用や進学先の選択という違いが確認された。講談社コクリコ|講談社

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受験サポートを一人で担う親は約半数

家庭内の役割分担についても調査している。

中学受験では、受験サポートを主に一人で担う保護者が50%だった。

そのうち、負担を感じていると回答した保護者は全体の18.2%だった。

一方、高校受験では、主に一人で担う保護者が55.6%。

負担を感じていると回答した保護者は全体の38.9%だった。

同じように一人で支援していても、負担の受け止め方には違いが見られた。

家庭からは、送迎以外の支援が母親に集中しているという声が寄せられた。

一方、学習指導を教科別に夫婦で分担したり、学校説明会への参加と志望校の検討を分担したりする家庭もあった。

受験を支える仕事には、学習指導だけでなく、情報収集、予定管理、送迎、費用負担など複数の役割がある。

それらを誰が担うかによって、保護者の負担も変わる可能性がある。

ただし、今回の調査から、役割分担の違いが精神的負担の大小を直接決めているとは断定できない。講談社コクリコ|講談社

中学受験は手伝う、高校受験は本人に任せる

調査では、受験直前の子どもへの接し方についても尋ねた。

中学受験では、宿題の優先順位を整理したり、間違えた問題を解き直すためのノートを親が用意したりする例があった。

一方、高校受験では、本人から相談があったときに一緒に考え、普段は見守るという回答が寄せられた。

進学後に学校が合わなかった場合、別の道を考えることもできると伝えていた保護者もいた。

中学受験では、親が学習を具体的に支える場面が目立つ。

高校受験では、本人の判断を尊重し、相談相手として関わる例が見られた。

ただし、これらは回答者の体験談であり、すべての家庭に共通する傾向を証明したものではない。講談社コクリコ|講談社

親の負担と、子どもの判断する範囲

今回の調査には、異なる二つの役割分担が含まれている。

一つは、保護者同士で受験サポートをどう分担するかという問題。

もう一つは、親が担っていることのうち、何を子ども本人に任せていくかという問題である。

例えば、学校説明会の情報収集は親が担当しても、どの学校に関心があるかを本人が考えることはできる。

受験費用や通学条件は親が説明し、その条件の中で本人が志望校を比較することもできる。

学習計画についても、最初は親が整理を手伝い、徐々に本人が予定を立てる形が考えられる。

ただし、今回の調査は、こうした役割の移行が子どもの主体性や進学後の満足度を高めるかどうかを検証したものではない。

また、回答者125人は全国の保護者から無作為に抽出されたものではないため、調査結果を日本の受験家庭全体の割合とみなすことはできない。

今回明らかになったのは、受験を支える親の多くが負担を感じ、約半数が主に一人でサポートを担っているという実態である。

同時に、子どもの成長に合わせて、親が手伝う範囲と本人に任せる範囲を考える必要性も浮かび上がった。

出典: コクリコラボ「中学受験・高校受験の親の伴走」調査。2026年10月14日公開。

調査記事全文(コクリコ)

調査結果発表(2026年10月14日)

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