札幌で中高年向け45社超の企業説明会、生活相談も同時開催

北海道労働局の委託事業「中高年世代活躍応援プロジェクト」は2026年9月16日、札幌市で中高年世代向けの企業説明会と「しごと・くらし無料相談会」を同時開催する。対象は北海道内に住むおおむね35~59歳の求職者・転職希望者で、就職氷河期世代も含む。長いブランクがある人、現在の働き方に不安がある人、再出発のきっかけを探す人も利用できる。

会場は札幌駅近くのACU札幌で、開催時間は10時30分から16時まで。企業説明会には45社以上が参加予定で、午前と午後に業種を入れ替える。各部は30分ずつ4回のタイムテーブル方式で、複数企業の仕事内容や採用条件を比べられる構成だ。9月3日には製造技術業の出展企業が1社追加され、土木技術職の募集が公表された。説明会への参加は雇用保険失業給付上の求職活動に該当し、参加証明書も発行される。

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同時開催の相談会は入場無料、予約不要、入退場自由である。参加するのは9機関。ハローワークのミドル世代サポートコーナーは、就職活動の進め方や長いブランク、採用に至らない悩みに対応する。北海道就業支援センターや札幌市就業サポートセンターは、キャリア相談、セミナー、スキルアップ講座、職場体験などを案内する。ポリテクセンター北海道では、公的職業訓練の受講やカリキュラムについて相談できる。

仕事以外の困りごとも対象となる。札幌市生活就労支援センターは生活上の困難と就労を一体で受け止め、北海道福祉人材センターは未経験・無資格から働ける福祉職や資格取得を案内する。障害のある人と家族の就職相談、ひきこもり当事者や親の仲間づくり・情報交換に対応する機関も参加する。支援機関ごとに対応時間が異なるため、事前確認が必要だ。

背景には、国の支援対象の見直しがある。厚生労働省は2025年度から、従来の「就職氷河期世代限定・歓迎求人」を35~59歳の「中高年層(ミドルシニア)限定・歓迎求人」へ広げた。就職氷河期世代に限らず、不安定就労や無業、家計や家族介護、社会とのつながりなど、共通する課題を抱える中高年へ支援の間口を広げる方針である。

今回の特徴は、求人との接点だけで終わらず、訓練、生活、家族を含む複数の相談先を同じ日に比較できることだ。長く担った仕事や家庭上の役割が変わった後は、「すぐ応募する」「学び直す」「生活を整えてから動く」のどれを先にするかも人によって異なる。同じ会場で選択肢を見比べられることには意味がある。

ただし、現時点で確認できるのは開催計画と参加条件までである。来場者数、応募数、採用数、就職後の定着率はまだ公表されていない。イベントが中高年の安定就労にどこまでつながるかは、今後の結果を待つ必要がある。

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